目指せ海外移住! アイアーンマンの投資奮闘記

40代後半のサラリーマンが海外移住実現に向けて投資チャレンジ中!

金融リテラシーの低さが招いた災い、そして衝撃的結末に… 

 

 

みなさんどうも

高配当株・長期投資で海外移住を夢見る新米投資家アイアーンマンです!

 

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前回では20代~30代での苦い経験の話をさせていただきました。

 

www.ironmaaan.com

 

そんなこともあり3社目に入社した時には投資に対する拒否反応は相当のものでした。

 

  • 投資はギャンブル
  • 貯蓄が一番
  • 仕事で結果を出してコツコツと収入を増やしていく

そう考えて仕事に注力するようになっていったのを覚えています。

 

 

30代後半で3社目転職、好業績はいつまでも続かない

 

次に転職した会社はタイミング良くして業績が大幅に伸びていきました。

お陰で2社目での希望退職金、3社目での大幅ボーナス増を数年得ることが出来たため生活も非常に安定したものとなりました。

 

3年連続で社員旅行はハワイへ!

 

 ボーナスも夏は5年連続で3桁超え

 

とにかく派手に外部へアピールするのが好きな経営陣で、儲かってる!アピールは半端ではなかったです。

しかしながら好業績はいつまでも続くものではありません。

 

特に会社の戦略が長けていたわけではなく、同業種のトップ企業の手法をマネて業績を伸ばしているのが実情でした。

 

それでもビジネスモデルとしては確立されたストックビジネスであったため、さらなる成長を遂げるチャンスは幾度となくあったのですが…

 

【ストックビジネス】

 

顧客を囲い込み、継続的な売り上げを上げることが出来るビジネス形態。

通信事業や電力・ガス・介護事業などがストックビジネスに該当します。

 

対して小売店や飲食店など継続的に利益を得られないビジネス形態をフロービジネスといいます。

 

3社目の会社は継続的に月額会費が入ってきたため、大きな収益を上げることが出来ました。

年商は70億近くまで伸びていましたね。

 

経営陣はその収益が永遠と続くと思っていたのでしょう。

何の手も打つことなく時代の変化に徐々に取り残されていきました。

 

どの業種にも大きな影響を与えたスマホの台頭、アプリによる生活スタイルの変化は予想以上に流れが早いものでした。

 

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業績の悪化、舵取りとなる経営陣の無能さは命取り

 

企業は常に時代の先を見据えながら変化に対応する経営戦略を練っていきます。

 

一時の収益や技術力に溺れ、次の手を打てない会社は必ず衰退します。

 

そういう意味では3社渡り歩いていた中で最も無能な経営陣だったのだと思います。

 

言い方はきついかもしれませんが、100人以上の社員を抱える以上は経営陣にもそれ相応の経営責任があるはずです。

 

毎日飲み歩いて経費を散財するのも酷かったですが、経営戦略や業績悪化による事業の見直し、リストラなど何の話も出てくることはありませんでした。

 

過去にも倒産危機を運よく脱した経験から一発逆転でなんとかなる!と思い込んでいたのです。

 

業績が悪化しいよいよ収益を圧迫するようになると…

 

追い込まれた状況になりさすがにまずいとおもったのでしょう。

ようやく社員側からの立て直し案や提案に少し耳を傾けるようになりました。

 

もうこのころは焼け石に水状態だったのですが…

 

業績が悪化して経営陣が打った手は、真っ先に社員のボーナスカットや昇給をなくすことでした。

 

でも役員報酬だけは絶対にカットしませんでした

 

それも150人ほどの社員の給料をトータルしても、役員5人のトータルの方が多いという高額報酬

 

特に代表取締役は上場企業の会長クラスより報酬を得ていたのですからやりすぎですよね…

 

www.tsr-net.co.jp

 

さすがに酷すぎたので営業責任者として散々役員と話し合いしましたが、馬の耳に念仏とはこのことだと思うぐらい反応がありませんでした。

 

そして有能な社員が少しづつ辞めていき、社員のモチベーションが最低の状況であの朝が訪れたのです。

 

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倒産とは突然訪れる、経営陣は謝って終わり!

 

 

いつも通り出社して業務をはじめていると当然全社員集合のアナウンス

 

呼ばれたフロアに集合すると経営陣の横に弁護士らしき人が…

 

その弁護士から淡々と説明がはじまります。

 

  • 本日で会社は倒産
  • そのため全社員本日をもって解雇
  • 数時間後に私物をもって会社から撤収する

 

ことを告げられました。

 

そして代表取締役から「申し訳ない」の声で経営陣が一礼、その後書類が配布され解雇通知書にサインするように指示されたのでした。

 

まるでドラマみたいなワンシンーン…

 

意外とあっけらかんとしたものだったね

 

言いたい事は山ほどありましたが、これまで散々役員と話してきましたし今さら何言っても変わるわけではありません。

 

本来の経営状況では翌年の決算で業績がこのまま悪化した場合、いよいよ銀行からの出資が受けれなくなるとの事でしたが…

 

代表取締役は自己保身のために役員にも相談することなく破産手続きを行ったのです。

 

倒産後にも様々な情報が入ってきました。

経営者が愛人の別会社作ってたとか、不透明なお金の流れがあったとか…聞いたところで後の祭りですけどね。

 

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その時点での自分自身の状況は、

 

  • 長女が私立大学の2回生
  • 次女が私立高校受験中
  • 住宅ローンも60才越えるまで残債あり

 

とまだまだ学費・住宅ローンともにお金がたくさん必要…

 

とにかく次の手をすぐに打つ必要があったのです!

後ろを振り返っている暇なんてありませんでした。

 

1つだけ救いがあるとすれば声をかけてくれる企業が何社かある事でした。

 

お陰でいまの4社目へすぐ転職が出来たので、失業期間については空白の期間はほぼない状態となっています。

 

失業して得られる収入、再就職手当・未払賃金立替制度

 

1社目も2社目もすぐ転職したので、失業保険などの手続きをした事ありませんでした。

 

今回は少しだけ転職までに期間があったためハローワークに行ってはじめて手続きしました。

 

あくまでも次の就職先が決まった場合ですが、再就職手当というものがあるのもこの歳になって知りました。

 

careerpark.jp

失業保険も普段もらう機会ってなかなかないものですから、フル活用です。

再就職手当については条件的にもほぼMAXに近い手当が支給されました。

 

さらに突如倒産して解雇された場合、給料の未払いが発生しますよね?

 

こちらについても未払い賃金立て替え制度というものがあります。

倒産などは経験しない方がいいと思いますが、改めて色々勉強になりました。

 

www.mhlw.go.jp

 

どうやって老後の資金を貯めるのか?

 

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3社通して自分の結論として至ったのは下記内容です。

 

  1. 会社は経営陣によって大きく業績が変わる
  2. どんなに信頼、評価されていても会社は最後まで守ってくれない
  3. 終身雇用や退職金などあてにしてはいけない
  4. 会社に依存せずいつ何時でも対処できる準備をしておく

 

様々な経営陣を見てきましたが、どの会社も業績が大きく伸びる時期がありチャンスがありました。

 

しかしその判断を誤るとあっという間に内部留保も食いつぶしてしまう結果になります。

自分は営業を20年以上やっていますが、景気の良かった取引先でも同様のケースを多々見てきました。

 

経営戦略がいかに大事か?ですね

 

また営業成績を残していけば会社は評価してくれます。

特に所属部署の上長や責任者には高い評価をもらえます。

 

役職や昇給・ボーナスなど約束してもらったことが幾度かありましたが、会社の業績が悪化すればすべて水の泡となります。

 

口ではいいこと言われて約束されても最終的には誰も守ってくれるわけではありません。

上司や上長でも自分自身のことでいっぱいいっぱいなわけですからね。

 

だからこそ終身雇用や退職金もあてにしてはいけないのです。

 

その結果いずれの会社でも業績が悪化する万が一の時を想定して、動ける準備だけは整えてきました。

 

お陰で転職に困ることはなかったわけですが、今後の人生の資産形成については自力で何とかするしかない状態になったわけです。

 

40代後半からの転職では退職金もまったくあてに出来ません。

 

今回の倒産で手元に入ってきたのは未払い賃金や本来もらうべき退職金の一部、そして再就職手当でした。

多少ではありますがまとまったお金が入りその先のことを考えるようになったわけです。

 

選択肢が限られる中、さあどうする??

 

いま思えば30代に投資や企業はじめる機会があったので、そのままちゃんとした形で継続していればと後悔も大きいです…

 

金融リテラシーの低さが招いた災いともいえます。

 

そして苦境に立たされたのが投資を再スタートするきっかけになったのです!

 

続編に続く