みなさんどうも
高配当株・長期投資で海外移住を夢見る新米投資家アイアーンマンです!
今年の春から長女も大学4回生です。
本来なら就職活動真っ只中ですが、コロナ感染の問題でほとんど就職セミナーなども開催されていません。
昨年度の就職内定取消が出るなど状況は厳しくなる一方で、今年に関しては間違いなく就職氷河期となりそうです。
大変だと思いますが、親としては心で応援することしか出来ません…
さて今回は報告となるのですが、入学時に申請して毎月入金されていた奨学金の継続を1年残して取りやめする事にしました。
なぜ継続やめたの?
その理由を当ブログで説明させていただきたいと思います。
少しでもこれから子供の進学を控えている方々の参考になればと思います。
奨学金受給率や受給金額はいったいどれぐらい?
当ブログを読んでいただいている中には近い将来お子さんの進学を控えている方もいらっしゃるかと思います。
※全国大学生活協同組合連合会資料参照
上記は2019年2月の全国大学生活協同組合連合会による「第54回学生生活実態調査」概要報告で明らかになったものです。
奨学金の受給率は7年連続で減少しているそうですが、それでも平均30%越えです。
奨学金制度で最も認知度が高い文部省管轄の日本学生支援機構(JASSO)のデータですと、貸与割合は37.5%。
※独立法人日本学生支援機構(JASSO)好評データ参照
大学生の2.7人に1人の割合で利用していることになります。
1か月の平均金額は貸与型奨学金で約5.7万円。
大学・短大進学率は約58%と年々高くなっており、2人に1人は大学で学んでいることを考慮しても避けては通れない問題となってきています。
奨学金といっても給付型と貸与型があり給付型は返済不要なのですが、相当な事情がない限り受けることは難しく、大半は貸与型奨学金の利用となっています。
我が家は私立大学なのですが、私立大学文系で卒業するまでの学費が平均約380万円と言われています。
姉妹で立て続けに進学となると負担は大きく、貯蓄で補うことが出来るのはほんの僅かな家庭だけではないでしょうか?
考えただけでも気が遠くなる問題…
奨学金申請をした理由
今から遡ること2017年の春に長女が大学へ進学しました。
自分が学生の頃は女子は短大に入学というパターンが大半だったので、それだけ世の中が変化してきたってことですね。
親としては子供の希望する進学を全面バックアップしたいと思うわけですが、当時投資を完全に拒絶していた自分としては学費の捻出が最大の課題でした。
- 貯金では限界があるが、当時はその他の資産形成を考えた事がなかった
- 会社の業績が急激に悪化、1〜2年以内に転職の可能性があった
- 子供は短期留学も希望しており、学費プラス留学費用も捻出する必要があった
当時の収入であれば何とかカバー出来たのですが、業績悪化によりボーナスが大幅カットなど非常に先行き不透明な状態でした。
またあくまでも肌感覚ですが、このままでは会社は1〜2年しかもたないとも感じていました。
その場合転職で年収が大きく下がる可能性もあります。
家庭の事情で進学に影響は与えたくない
単純な理由ですが、万が一に備えて奨学金申請の手続きを行いました。
2018年に倒産
そして案の定、勤め先は倒産しました。
それも当日解雇という形で。
長女に関しては学資保険で入学金・学費をカバー出来るようにしていましたが、それだけではもちろん限界があり、残り2年分ほどの学費を捻出していかなければなりません。
さらに翌年には次女の高校進学も控えていました。
2人とも私立は負担が大きい…
通常であれば毎年のボーナスでカバーしていきますが、その年は夏冬のボーナスもなく絶体絶命のピンチでした。
万が一に備えての奨学金は毎月振り込まれていましたが、突然の倒産を凌げるわけではありません。
なけなしの定期預金を取り崩すしか方法ありませんでした…
しかし倒産の翌月に絶妙なタイミングで転職先が確定、当時の年収も担保されるという事で何とかピンチを乗り越える事が出来たのです!
その後元同僚が半年近く転職先が決まらなかったり、大きく年収が下がった事を考えるとよくあの局面を乗り切れたなと思います…
運良く切り抜けられたけどヒヤヒヤものだね
結果的に転職先がすぐ確定したため、それまでの未払い賃金や退職金が臨時ボーナスのような形で入金されました。
さらに失業保険も再就職手当という形でほぼ満額振り込まれました。
お陰様で長女の学費問題はいったん解決となったのです。
奨学金を継続するのか?
そんな中、色々考えて昨年春より投資をはじめました。
いわゆる余剰金での運用です!
倒産のピンチを経験して将来の資産形成を真剣に考えるようになったからです。
人生何があるか本当にわかりませんね。
転職は出来たものの、次の会社は契約社員であったためすべてが安泰というわけではありませんでした。
不安定な状況の中、昨年秋より長女が半年間ドイツ留学を控えていたからです。
※ドイツ最古の都市 トリアーに留学してました
長女が努力して留学メンバーに選出される結果を出した限り、親としては全力でバックアップしたいと思うのは当然です。
そして昨年秋にドイツへ旅立ち、コロナ騒動が大きくなる前の2月末に無事帰国。
長女は長年の夢を叶え、いい経験出来たと思います!
感謝の言葉を子供から伝えられるのはうれしい事だね
ヨーロッパの友人もたくさん出来て、留学中に8カ国ほどお金をやり繰りしながらまわっていました。
まさか帰国直後に各国がロックダウン(都市封鎖)というような緊急事態になるとは思いもしませんでしたが…
子供が留学している間に自分自身は正社員としての転職先を探していました。
残りの人生を安泰に暮らすために…
紆余曲折の末、4月より転職先が確定となり無事山場を乗り越える事が出来たのです!
ちなみに奨学金は毎年半年ごとに更新の申請が必要です。
学費の目処もたった今、更新の必要性はないと判断し今春で継続ストップとしました。
子供に奨学金の負担はかけたくない
通常ですと大学を卒業後、奨学金の返済を子供が行う必要あります。
奨学金と言ってもいわゆる借金を背負うわけですね。
我が家は最悪のケースを免れる事が出来ましたが、場合によっては子供に負担をかけざるを得ない状況だったかと思います。
しかしながら自分が学生の時は親に学費は出してもらい、今に至っています。
今となってわかる親のありがたみ
前述した奨学金に関する報告でも一番気になったのが、貸与型奨学金受給者の74%が将来の返済に不安を感じていると回答していることです。
親として負担は極力かけたくないと思う気持ちがあります。
そして資産運用をはじめて感じたこと
資産運用は少しでも若いうちからはじめるべき!
就職して初任給少ないながら奨学金を払い続ける…
なかなか本来のスタート地点に立つ事さえままなりません。
もちろん奨学金を払いながら資産形成を行っている社会人の方もたくさんいると思います。
これは素晴らしい努力で、その事を否定するつもりなどありません。
ただ自分のように金融リテラシーがなかったために、子供に負担をかけていく事を想像すると恐ろしい…
子供も将来同様の苦しみを味わう事になり、孫も奨学金で進学する選択肢しかなくなるかもしれません。
進学がすべてとは思いませんが、若いうちに様々な経験し楽しい思い出を作る事も人生においては必要不可欠かと思っています。
これからさらに年金問題は大きくのしかかってくるでしょうし。
そのため我が家では妻とも話合って奨学金は親が一括返済する予定です。
子供の将来の資産形成
ここからは理想の話ですが、奨学金の支払いがなくなる代わりに子供が社会人になってから積立投資を進めたいと思っています。
いきなり難しい話をするつもりはありませんが、投資信託に積立投資するにあたって20代からはじめることは理想です。
分かりやすく関心持たせるようにしていきたいですね
そう考えるとTwitterで多数いる20代の投資家の方々は本当にすごいなと感心してしまいます。
SNSでの情報収集が容易になったことも大きな要因かな?
少しずつお金が貯まっていけば自然と興味が湧いてくるようになるはずです。
そうでなくてもほったらかしで積立していてもいいわけですしね。
自分の場合、20代に取引先のお客さんに教えてもらって学資保険だけ唯一積み立てていたのですが、それも進学時には負担軽減に貢献しました。
後々良かったと思えるようになればそれで十分です。
投資をはじめたことで子供の将来の資産形成のことも考えるようになれた
これからの将来のことも、今までもやもやとしていたものが自分の中で少しづつ鮮明になってきました。
いまはコロナショックで株価低迷中ですが、先を見据えてじっくり取り組んでいこうと思います。
'You can do it!'
いつも不定期ながらブログを読んでいただいて、本当にありがとうございます!
※あくまでも個人的見解であり、特定の銘柄を勧めるものではありません
くれぐれも投資は自己責任で!
今年4月から晴れて転職となりました
投資をはじめて収穫になったことをまとめてみました