みなさんどうも
高配当株・長期投資で海外移住を夢見る新米投資家アイアーンマンです!
昨年春から投資をはじめて約1年が経過しました。
今年に入ってからはご存じのようにコロナショックによる暴落を経験しています。
まだ投資経験序盤でリーマンショック以上と言われる暴落に巻き込まれたのはある意味幸運だったのかもしれません。
運用額が大きくなればなるほど資産の増減幅が激しくなりますしね
投資額も少しずつ増えてきて、今年〜来年に向けての目標も明確になってきました。
自分が投資をはじめた理由は老後の年金不足分を配当金で補うというところからです。
そのために年間配当金60万を1つの目標に設定してますが、今年中に目標値の50%は達成出来る見込みなので新たな目標設定も視野に入れてます。
まずは目標を1つずつクリアしていく事が大切!
Twitterの投資クラスタは強者揃いで、アーリーリタイアした方も沢山います。
最近はFIREという言葉を頻繁に目にするようになり、そういった事を意識する人も多いのではないでしょうか?
FIREとは? 「Financial Independence(経済的自由)を達成し、Retire Early(アーリーリタイア)すること」今アメリカを中心に若い世代がアーリーリタイアをするムーブメント(FIREムーブメント)が注目されている
今回は40代後半である自分自身、FIREについて考えてみました。
- FIRE・アーリーリタイア・セミリタイアの違い
- 昨年春から投資をスタート
- 実際に暴落の渦中にいてその心境はどうなのか?
- 40代後半でFIREを考える意味はない?
- 何よりも家族の理解が必要!
- 自分にとってFIREとは?
FIRE・アーリーリタイア・セミリタイアの違い
そもそもFIREとはクビ(解雇)という意味で用いられてるそうで、クビにかけて作られた造語のようです。
なんともアメリカらしい…
色々と調べてみたところ、FIREとアーリーリタイアには大きな違いはなさそうです。
いずれにしても早期にリタイアする事を意味していますが、FIREムーブメントはより早い段階でのリタイアを理想としています。
そういう意味では40代後半では完全に対象外ってことになりますね…
アーリーリタイアについても定年目前の退職ではそう呼べないしね
FIREに関しては高収入に限っているわけではなく、収入が低くてもある一定の割合を投資にまわす事で時間を味方につけて資産を増やしていこうという考えがあります。
これは投資が浸透しているアメリカならではの考え方で、日本ではあまり馴染みのないものかもしれません。
少しずつ投資についても理解度が増しているとはいえ、下記データが日米の違いを明確に表していますね
※家計が保有する金融資産の構成の日米比較 金融庁「平成28事務年度 金融レポート」より
アメリカは投資の割合が日本と比べてとても高い!
いまこのブログを読んでいる方々は、大半がFIREって言葉耳にした事あると思います。
でも会社の同僚や友人にFIREって聞いたら、何それ?って言われること多いんじゃないでしょうか?
一般的にはそれぐらい認識の違いあると思います。
資産運用をすでに行っている人にとっては、アーリーリタイアの早期実現=少しでも早く運用をはじめる事!との考えは共通の認識ですよね。
SNSの躍進でこういった考えを共有出来るようになったのはありがたい限りです。
セミリタイアに関しては完全リタイアとは異なり、ある一定の資産をもってリタイアしますが仕事でも収入を得るという意味になります。
メインの仕事は退職しても自由な生活の中で少なからず収入を得ていくわけですね。
完全リタイアではなくとも気持ち的に余裕をもって生活出来るのはある意味理想です。
一番現実的に目指しやすいのはセミリタイアということになりますね。
昨年春から投資をスタート
過去に株式投資で撤退した苦い経験を持つ身としては、投資開始時からいつリセッションが起こるかわからない不安に駆られていました。
ここ何年か続いてきたアベノミクス相場によって好調だった株式市場もバブル相場と言われるようになり、いつリセッションが起きるのか?が常々話題になっていたからです。
そのため個別株中心ではありますが、自然とディフェンシブな銘柄・セクターを意識するようになっていたと思います。
しかし慣れは怖いもので昨年後半からエネルギー株も保有するようにもなり、今回の暴落となったわけです。
高配当再投資戦略だと一度は意識するオイルメジャー銘柄…
保有比率はセクターごとに一定の上限を設定しているため、幸いにもダメージは小さい方でしたがいい経験になりました。
またその他のディフェンシブな銘柄構成のお陰で一時的な含み損も最小限に抑えれたかなと思ってます。
長期投資では一時的な含み益よりも、いかに相場から撤退する事なく継続する事が出来るか?
自分にとってはこれが最も重要です。
撤退せず投資を継続出来れば、自ずと目標に近づいていきます。
そのため投資はあくまでも余剰金
家庭や子供の学費・住宅ローンがある以上、無理のない範囲での運用が鉄則となります。
子供が成長し学費の負担も終盤に差し掛かっているため、残された期間に限りはありますが入金力を高めていくことは可能な状況です。
過去に撤退した時は運用方法にも問題ありましたが、余剰資金でなかったことが最大の失敗でした。
実際に暴落の渦中にいてその心境はどうなのか?
いくらディフェンシブな構成といってもリーマンショック級の暴落がくれば、保有株は銘柄関係なく下がります。
自分の保有株の主軸は現段階では日本株のKDDI やドコモですが、やはり大きく株価を下げました。
その後の戻りが早いのが他の銘柄とは異なる点ですが、資産が目減りするなると精神的ダメージはそれなりにあるのではないでしょうか?
それでも自分の場合それほど焦らなかったのは、下記要因があります。
1つはサラリーマンという毎月定額の収入があるからです。
そしてもう1つは運用資金がいま必要とするお金ではないからです。
精神的余裕を持つ!という事は非常に大きいです
特に自分のように突如会社が倒産、当日解雇という地獄のような経験をしてるとその思いは人一倍強くなっていたかもしれません。
いま生活が出来てるのも毎月の固定費に対してそれを上回る収入があるからこそですよね。
想像してみて下さい。
当日解雇ということは翌日からの収入が突然断ち切られるわけです。
それでも住宅ローンや電気・ガス代、その他諸々の固定費は継続して発生します。
家庭があるとなると失業保険で補えるというのも限界ありますよね。
そうなると貯蓄を切り崩していくしか方法ありません。
こういった苦い経験から常に何があってもいいように備えておく!という意識が根底にあるのだと思います。
※みんなで大家さん 将来への収入不安と解消手段に関して、30歳以上の男女1,126人に聞きましたより
上記アンケート結果にもある通り大半の人が何らかの不安を感じています。
それなのに何もしていないという人は4割近くもいます。
※みんなで大家さん 将来への収入不安と解消手段に関して、30歳以上の男女1,126人に聞きましたより
実際に自分の身に降りかからないと危機感持てないってこと多いんだろうね
普段仕事を何気なくこなしていても好景気・不景気などの影響を直に感じることは意外と少ないものです。
それは大概の人が企業に守られているからだと思います。
特に日本企業は米国企業のようにレイオフ(一時的な解雇)というパターンがないため、個人への影響は限定的です。
今回の新型コロナ感染のように都市封鎖や緊急事態宣言発令などを経験すればさすがに違うかもしれませんが…
それでもテレワークとなりまるで有給消化の気分で安心している人も少なくないでしょう。
自粛でストレスも溜まりますが、贅沢な悩みです。
これがひとたび給与減や解雇が自分の身に迫ってきたら、退屈なんて言ってる場合ではなくなります。
仕事も投資も何があるかわからない
だからこそ常に最悪のケースを想定して備えておく
ことが大事だと思うのです。
このような想定外のケースを想像するとFIREとはそう簡単に実現出来るものではありません。
何があってもいいように盤石の基盤を築くとなると、かなりハードルの高いものだと改めて感じるわけです。
40代後半でFIREを考える意味はない?
そう思った方も多いと思います。
すでにアーリーリタイアが難しい年齢で、そんな事考えても意味ないというのは分かります。
そのそも残された期間の方が短いわけですしね。
以前転職が決まった際のブログでは自分自身「仕事を辞めるつもりはない」との考えを示しています。
これは強がってるのでも何でもなく、ただ単純にいま関わっている仕事が好きでやり甲斐あるからという事が大きいです。
ありがたいことにまわりの環境にも恵まれています。
人生の大半が仕事との関りが多い中、その仕事が苦痛だというのは大変辛いものです。
自分の場合投資クラスタの強者の方々と比べて総資産も年収も比較になるものではありません。
それでも楽しく充実して仕事出来ている事には感謝しています。
今春転職した会社でも自分たちが提案した新規事業案件での任務が待ち受けており、その目標に向かって一緒に乗り越えようと思える仲間もいます。
やり甲斐のある仕事ってなかなか巡り合えないからね
年収が多い事に越したことはないが、仕事のストレス・やり甲斐とのバランスが大事
このバランスがとれていないと、早く会社を辞めたいという気持ちが強くなってしまいます。
今年3月まで在籍した会社が上記バランスがとれておらず、退職の決断をするに至りました。
また若いうちに浪費して資産がまったくないのも問題ですが、老後やアーリーリタイアを意識しすぎるあまり過度の節約をして、今がただただ苦痛というのも見直しが必要かもしれません。
若いうちにしか経験出来ないこと、楽しめる事ってあるわけですしね。
若いうちに失敗しても取り返しは出来ますし、何よりもチャレンジする事は後々の人生で自分自身の大きな基盤となるものです。
20代で投資をはじめている人は本当に素晴らしいと思いますが、今だからこそ出来ることを考えてみることも大事だと思います。
こうしてアーリーリタイアは人それぞれ置かれた状況で捉え方は異なっており、(他人が遅いと思ったとしても)あくまでも自分自身の問題だと思うのです。
だからこの年齢でもFIRE=経済的自立を意識することは大事で、それによってモチベーションが上がるのであれば悪い事じゃないと考えています。
何よりも家族の理解が必要!
自分のように家族がいる場合、老後の事ばかり考えるあまり大事な家族との時間をひたすら節約・我慢!だけでは価値観の押し付けにもなってしまいます。
我が家はそもそも妻があまり投資に対して歓迎ムードではありません。
しかし妻は浪費家でもありません。
適度に節約した上で、年に1度の家族旅行を格安で海外に行ったりすることを何よりも楽しみにしています。
男1人・女3人の女家族なので、ファッションやスイーツも大好きです。
特に女性のお洒落は大事だと思いますし、必要以上に無駄遣いしない範囲であればある一定の出費は覚悟するようにしています。
お互い譲り合うところは譲り合って理解し合う事が大事だと思います。
自分の場合、モチベーションの維持には
- 家族でのイベント(旅行など毎年の行事)
- 仕事のやり甲斐
- 趣味のゴルフやアウトドア・マリンスポーツ
- 資産運用
が主なポイントです。
妻や子供の場合
- 家族でのイベント
- お洒落を楽しむ
- 美味しいスイーツやグルメ
- 美容
明らかに異なるポイントがあります。
でも家族は4人なので、4人のうち1人だけが納得して強引に資産運用進めても歪は生じます。
特に結婚しているなら妻のストレスを溜めてはいけないですね。
将来の事を考えてきっちりと資産運用しながら、今の生活にもメリハリつけていくように心がけています。
そのため妻からもある程度の理解を得たうえで資産運用も任せてもらえる状況になっています。
自分にとってFIREとは?
結論から言うとFIREは対象外の年齢だとしても意識するべきものだと思います!
いま充実している仕事もいつ状況が変化するかもしれません。
家族も子供はいつか家を出て自立します。
まだまだやりたい事も山ほどあります。
好きな海外も訪問したい国を挙げればキリがありません。
60~65歳の間で定年を迎えてリタイアすることを想定すると、少しでも早くリタイア出来る準備は進めていきたいですね。
いわゆる経済的自立を目指すわけだね
この意識を植え付けてもらえたのがTwitterで、知り合えた様々な投資家の方との交流がきっかけになっています。
FIREムーブメントという言葉を知る前に、知らず知らずと運用を通して節税や節約の意識が生まれていました。
早期にリタイアする予定はないが、経済的自立で生活にも気持ちにも余裕をもたせていきたい
すでに40代後半で手遅れながらもそう思うのでした。
'You can do it!'
いつも不定期ながらブログを読んでいただいて、本当にありがとうございます!
※あくまでも個人的見解であり、特定の銘柄を勧めるものではありません
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