みなさんどうも
高配当株・長期投資で海外移住を夢見る新米投資家アイアーンマンです!
2020年も残すところあと僅かとなりましたね。
昨年までは高配当株に絞って保有銘柄を増やしてきました。
現在は米国株中心に日本株と合わせて保有しているわけですが、高配当戦略においては賛否両論あることも理解した上で運用を行っています。
特に今年に入ってからは完全アウェイな状況ですね…
そんな中、昨年終盤よりハイテク銘柄の保有の検討をはじめ、年始早々から保有数を少しずつ増やしてきました。
今回は高配当戦略とは真逆ともとれるハイテク銘柄を保有した経緯や、現在の率直な心境を述べたいと思います。
当ブログでは資産運用を行うにあたり、様々な市況の変化に対して運用方針をどう変化させてきたか?を定期的に記録として残すことも目的としています。
プロセスを公開することで失敗や成功例を具体的に振り返ることが出来るしね!
一個人投資家としての成長記録となるべく、これからも努力あるのみです。
そして今後投資をはじめる方にとって少しでも参考になれば幸いです。
高配当戦略なのになぜハイテク銘柄を取り入れたのか?
実際に米国高配当株を保有する中で連続増配銘柄のMSFTに目をつけたのがはじまりでした。
連続増配ではVと合わせてチェックしていた銘柄です
保有候補の銘柄をピックアップする中、重視する要素の1つとして連続増配があります。
連続増配が行えかつ配当性向が低ければ、今後の増配余地は充分あると考えれます。
・健全な財務体質
・好調な業績の持続
上記2点を兼ね備えている優良企業は長期保有に最適です。
業績が思わしくなければ配当性向は高くなる一方ですからね。
もちろん利回りもチェックしていますが、単純に利回りが高いものはそれなりのリスクも抱えており、どうしても限られた銘柄にしか食指が動きません。
タバコ銘柄やエネルギー関連に偏るのもね…
MSFTは誰もが知るGAFAMの一角ですが、株価の上昇により連続増配にも関わらず低い利回りとなっていました。
そのため当初はそれほどメリット感じていなかったのですが、長期保有が前提であれば利回りが低くても連続増配の余力がある企業を主軸にすべきでは?と考えるようになったのです。
いくら高配当でも減配のリスク抱えていたり、株価が右肩下がりでは旨味がありません。
高配当銘柄→成熟企業の割合が高い
長期保有のメリットを生かすにはMSFTのような連続増配の優良銘柄を増やしていくことが重要です
保有しているだけで連続増配により、利回りがジワジワと上昇してくるのはありがたい話ですしね。
仮に株価上昇し続けて利回りが低いままでも、その分含み益が増えているということはキャピタル・インカムともに2度美味しいということになります。
目的は運用資産の最大化である以上、インカムゲインだけに固執する必要はないよね
そうして目先の利回りに捉われず長期的な目線で再考した場合、ハイテク銘柄のMSFTが最も魅力的であると思うようになったのでした。
ハイテクに注目したというよりはたまたま注目した銘柄がハイテクセクターだったわけですね。
日本株の保有銘柄について
ここで少し話が脱線しますが、日本株の保有銘柄や位置付けについてもまとめておきます。
日本株に関してはKDDIやドコモといった通信株が主軸となり、さらにインフラファンドを加えることで、その他保有銘柄の株価下落時のクッション役となっています。
*ドコモはNTTのTOBにより現在は利確済みですが、大きなキャピタルゲインを得ることが出来ました
第一四半期決算発表がボロボロだった三菱商事をはじめオリックス、JTなどは比較的株価の浮き沈みが激しい銘柄です。
保有銘柄の株価急落はいくら長期保有といえど、少なからずメンタルに影響を与えるものです。
その点通信株やインフラファンドは比較的値動きが安定しており、コロナショックでもいち早くクッション役となってくれました。
そのお陰もあり、あの暴落の最中でも冷静に対処することが出来たのだと思います。
現在通信株とインフラファンドで日本株PFの70%以上を占めており、これが自分の中でも大きな精神的支柱となっています。
いわゆるセーフティボックス的な位置づけですね。
この主力株をベースに新たな保有株を少しずつ増やしてきました。
そうして試行錯誤した結果、いまの保有銘柄に絞り込まれていったわけですね。
保有している銘柄が一定の基準値以下になればネオモバ 投資で買い増し!
ただひたすらこれを繰り返すだけです。
高配当銘柄中心に絞り込んだこともあり、日本株の平均利回りは税引後4.7%となりました。
高配当の利回り基準は人それぞれですが、税引き後4%を越えれば十分だと考えています。
そのため日本株の場合、増配がなくとも配当維持さえしてもらえれば基本OKのスタンスです。
今年のコロナ禍でも
- KDDI 増配
- 三菱商事 増配
- ソフトバンク 増配
- オリックス 配当維持
- JT 配当維持
との見通しで、減配予定がないのはありがたい限り。
もちろんこのまま長期ホールド予定に変わりはありません。
保有銘柄の中で最も頼りになるのがKDDIで、含み益に加え連続増配と業績も非常に安定しています。
そんなKDDIでも昨年〜今年にかけて大きな株価下落が3度ありました。
- 楽天参入と当時の菅官房長官の発言による下落
- コロナショックによる下落
- 菅総理の通信費引き下げ要望による下落
業績安泰なKDDIでも株価下落してチャンスが訪れるということですね。
コロナショックでは米国株優良銘柄への追加投資で手一杯となったため、日本の通信株までは手が出せずでした…
今回の菅総理の圧力による下落はまたとないチャンスと考え、追加投資したのが功を奏したね
現在保有している日本株の中では最強の銘柄の1つだと思っています。
こうして日本株で得ることが出来たインカムゲインは昨年からの累計で
206,970円(税引後)となりました。
改めて振り返ると馬鹿に出来ない金額ですね。
日本株による安定したインカムゲインが見込めるからこそ、当時自分のような投資初心者にとって未知の分野であった米国ハイテク銘柄にも手が出せたのだと思います。
投資スタートして間もないころは何もかもがはじめてのことで、リスク許容度もそれほど大きくありません。
1つ1つ経験を得ながらリスク許容度を大きくしていくわけですね。
そういう意味でもインカムゲインという確定利益は非常に大きな後ろ盾となります。
自分にとって毎年インカムゲインが可視化されて積み重なっていくことは、何よりものモチベーションアップにつながってくるわけですから。
そのため日本株→米国株へと順を追って保有銘柄増やした過程は自然な流れだったのかもしれません。
日本の高配当株があるからこそ今に至ったというわけです。
何事にも遠回りはあれど無駄なことではなかったと考えるようにしています。
投資はすべて自己判断で簡単に資産倍増というような近道はない
リスクは一定範囲に抑え、コツコツと継続していくことが大事!
まわりの情報に惑わされることなく、自分なりのペースで運用していくことを心がけるようにしないといけませんね。
年始にMSFTを新規買い
今年のNISA枠は米国株中心と決めていたため、年始の株価下落時に一般NISA枠でMSFTを新規買いしました。
米イラン危機の株価急落のタイミングですね
業績に関係なく優良銘柄の株価が連安となった時が、最も狙いどき
株価が上昇し続ける銘柄にインするタイミングは難しいものですが、こういった一時的な下落はまたとないチャンス到来というわけです。
MSFTの場合1株の単価が高めであるため他の銘柄同様気軽に買い増し出来ませんが、数株ずつでもコツコツと積み重ねることが大切です。
そしてコロナショックとなり、株価は大暴落。
その中でさらに買い増しを行い、NISA枠とは別に特定口座でも18株保有することになりました。
いまではMSFTは米国株のPFで大きなシェアを占めるようになっています。
そういうわけでMSFTは今年1〜3月の期間に買い増しして保有しているもので、まだ1年に満たない状態てす。
それでも含み益は他の銘柄を圧倒しており、ハイテク銘柄の強さを身をもって感じとることが出来ました。
さらにハイテク銘柄は暴落に強いということが今回のコロナショックを通して分かったことも、自分にとっては大きな収穫だったかもしれません。
ハイテクETFも新規買い
今春から転職で時間的に余裕がなくなる影響もあり、海外ETF中心に買い増し対象を移行していくプランがありました。
そのためハイテクも個別株はMSFTのみとし、QQQとVGTの2つのETFに絞って新規買い&買い増しを行ってきました。
当初はQQQ主体で検討していましたがVGTも捨て難く、ハイテクETFは両輪で牽引していこうとの考えに至ったわけですね。
株価の動きはチャート見れば分かるものですが、やはり保有してこそ値動きの力強さを感じとれるものです。
ご存知の通りコロナショックでの暴落からの両ETFの株価回復は凄まじいものでした。
※Investing.com チャートより(QQQ・VGTチャート)
大統領選を前にハイテクは軟調な値動きとなっていたため、両ETFをさらに買い増し。
いまではMSFT・QQQ・VGTが米国株PFの含み益を大きく牽引する形となっています。
ハイテク銘柄の現在の評価損益
- MSFT 24株 30.3%
- QQQ 12株 29.7%
- VGT 12株 28.7%
*12月27日段階の評価損益です
保有数はそれほどでもありませんが、これでも短期間で充分な含み益となっています。
秋口まではハイテク関連が軟調な展開でしたが、大統領選の結果がある程度見えてはじめてからは再度株価が上昇しはじめました。
チャートは窓を開けて急上昇!
ハイテク銘柄での含み益の貢献度は非常に高いですね。
- GAFAMの中でも派手さはないが、着実に業績を伸ばし続けて安定性のあるMSFT
- NASDAQ指数に連動するETFのQQQ
- ハイテクセクターに特化し、さらに増配率も魅力的なETFのVGT
連続増配に目をつけたMSFTがきっかけではありますが、ハイテクセクターを保有したことは結果として大正解でした。
これが投資2年目での最大の成果だと感じています。
とは言ってもインするタイミングが悪ければ、株価の下落に耐えられない人も投資初心者には多いのかとも思います。
例えばコロナショック後の急上昇後に高値掴みしてしまうとか…
長期ホールド出来る強い意志があればだけど、含み損抱えて耐えるのは初心者にとってメンタル的にもキツイよね
だからこそ大きく買い増しするのではなく、少しずつ様子見しながら買い増しすることをおすすめします。
そうするうちに徐々にその銘柄の株価の動きに慣れてきます。
退場や狼狽売りしては意味がないので、このあたりは無理せず欲張らずがポイントだと思います。
そしてハイブリッド戦略へ
このハイテクセクター保有による含み益拡大をきっかけに、セクターに拘らず銘柄選定を行うようになりました。
今年はETF主体に運用してきたけど、仕事面でも少し余裕が出てきたので個別株も再開です
それだけ米国株には魅力的な銘柄がいっぱいだということですね。
昨年の高配当戦略オンリーの追加投資を継続していれば、それなりの含み損を現時点で抱える結果になっていたかもしれません。
利回りは低くとも安定した成長を続ける企業への投資は長期投資にとって必要不可欠です。
このあたりのバランスが大事で、定期的にリバランス行いながら理想のPFを目指していきたいと思います。
MSFTに続く主力株候補となっているDHRなどは、ヘルスケアというディフェンシブなセクターでありながら安定した成長を続ける優良企業の一つです。
こういった銘柄は積極的に買い増ししたいと思ってます。
また無配でもグロース株の一部保有をはじめました。
CRWDやGDRX、NCNOなどなど…
ただしまだ試験的保有段階なので、こちらについては別途ブログで報告させていただくようにしますね。
個人投資家なのですから、ルールに拘る必要はありません。
柔軟にいいとこ取りをしたハイブリッド戦略へ切り替えるのは、相場を通して少しずつ経験を重ね勉強出来たことが大きく影響しています。
投資2年目で運用資産が1,000万超えたのも、こうして戦略を変化させててきた結果でもあると考えています。
弱小投資家が40代後半からの資産運用で今後どのような結果となるのか?
自分でも楽しみながら長期投資を継続していきたいと思います。
'You can do it!'
いつも不定期ながらブログを読んでいただいて、本当にありがとうございます!
※あくまでも個人的見解であり、特定の銘柄を勧めるものではありません
くれぐれも投資は自己責任で!
コロナショックの暴落で買い増しした銘柄はいったいどうなったでしょうか?
保有している米国ETFの構成銘柄を再チェックです
40代後半ながらもFIREについて考えてみました