みなさんどうも
高配当株・長期投資で海外移住を夢見る新米投資家アイアーンマンです!
株式投資を行うにあたり様々な株式指標を参考にしているかと思います。
特に米国を代表する株式指標のNYダウ・S&P500は日経平均に大きな影響を与えています。
5月令和元年早々に株価が急落したわけですが、いつまでも下げ続けるわけではありません。
そんな急落時に参考の指数となるのが恐怖指数(VIX)です
今回は恐怖指数(VIX)についてまとめてみようと思うのですが、株式投資をこれからはじめる方のためにもまずは株価指数について解説していきますね。
株価指数
複数の上場会社の株価を総合して特定の計算方法で数値化したものです。
株式投資を行う上で欠かせない株価指数は下記の通りです。
- NYダウ 米国経済を代表する30銘柄で構成
- S&P500 米国の大企業500銘柄の株価を元に算出
- 日経平均 日本を代表する225銘柄から算出された株価指数
- TOPIX 東証一部に上場している全銘柄の合計時価総額を対象とした株価指数
NYダウと日経平均は平均株価を指数化したものです
NYダウはアップルやボーイング、コカコーラなどの銘柄で構成されているものだね
よく「前日のNYダウが上げたから、今日の日経平均は上がる!」などの声を聞くことがあると思います。
なぜNYダウが翌日の日経平均に影響を与えるのでしょうか?
- 米国経済の指数であるNYダウの動向は日本企業への影響が大きい
- 日本株式市場の6~7割が外国人投資家である
つまり世界一の経済大国である米国の株価指数(NYダウ)は、世界経済の指標にもされているのです。
NYダウは世界経済に与える影響が大きいんだね
対してS&P500とTOPIXは時価総額を指数化したものになります。
米国株、日本株の全体の動向が分かる指数がこの2つになるんだね
NYダウが30銘柄の指数であることに対し、S&P500は米国の大型株500銘柄の株価を元に指数化しています。
そのためインデックス投資家などはS&P500を参考の指標としているケースが多いようです。
※インデックスとは「指数」のこと
世界一の投資家ウォーレン・バフェット氏が「自分の遺産の90%はS&P500に連動するETF(インデックス型の上場投資信託のこと)に投資しなさい」と指示したことでも有名ですね。
日経平均は大型株225銘柄から構成されていますが、一部の値がさ株が指数に影響を与えていることが問題とされています。
※値がさ株とは、1単元当たりの株価の水準が高い銘柄のこと
日経平均が上がっているのに自分の保有株の値動きがない時は値がさ株の影響なんだね
ちなみに昨日段階での日経平均寄与度一覧ですと
上位8社で3割以上を占めることになります。
そういう意味ではTOPIXはS&P500同様の指数で、銘柄数も2,000以上と幅広く分散されています。
株式投資を行う上で、まずはこの株価指数を理解することが必要です。
それでは本題の恐怖指数(VIX)の説明に入っていきましょう。
恐怖指数(VIX)
「ボラティリティ・インデックス(Volatility Index)」の略称です。
ボラリティ(Volatility)とは、英語で「移り気、落着きがない」という意味です。
金融用語としても使われており、値動きの荒さを示しています。
ボラリティが大きい=株価の値動きが激しい!といった表現
恐怖指数(VIX)は米国のS&P500を対象とするオプション取引の値動きを元に算出・公表しています。
※オプションというのは将来のある期日に、S&P500を決められた金額で売買する権利
恐怖指数(VIX)は投資家心理を示す数値として利用されています
数値が高いほど投資家が相場の先行きに不透明感を持っているとされており、それが恐怖指数と言われる所以です。
恐怖指数(VIX)は通常10~20程度で推移しています。
S&P500が今後大きく値下がりしそうだと市場の参加者が不安を感じていると、恐怖指数(VIX)は相対的に高くなります。
30を超えてくるとかなり不安が高まっていると判断されるんだね
過去の事例を参考にピックアップすると
- 2001年9月 米同時多発テロ後 43
- 2008年8月 リーマンブラザーズ破綻 31
VIX指数の史上最高値は、2008年10月24日の日中に付けた89.53
いわゆるリーマンショックで、一週間でNYダウ平均株価は886ドル安という大荒れ状態となったのがその時です。
投資家の心理を測る指標として多くの機関投資家が注目しています
恐怖指数(VIX)は相場が急落したときに必ず大きく上昇する!
こういった知識を備えて投資に臨めば、ちょっとした急落時にも冷静に対処出来るかもしれませんね。