みなさんどうも
高配当株・長期投資で海外移住を夢見る新米投資家アイアーンマンです!
以前のブログで自分自身のポートフォリオについてアップさせていただきました。
高配当・長期投資の銘柄選定を行っているわけですが、来るべきリセッションに備えてディフェンシブ銘柄を主に組み入れるようにしています。
つい先日世紀のタイトルマッチとなったWBSSバンタム級戦でも、モンスターと言われた井上尚弥がドネアの左フックを食らって危うい場面があったのは記憶に新しいところです。
相場も同じくでNYダウが最高値更新していても、いつ何時株価急落の局面に出くわすかは誰も予測することが出来ません。
リセッションはいつ来るかは分かりませんが、そんな急落にすこしでも耐えれる構成で望みたいという気持ちがあります。
そういう訳で今回は日本株・米国株の保有銘柄についてディフェンス力をまとめてみることにしました。
日本株 保有銘柄ディフェンス力
現段階での保有銘柄割合は下記の通りです
※11月24日現在の保有銘柄をベースにしています
- 情報・通信業(KDDI・ドコモ) 52%
- 卸売業(三菱商事) 18%
- その他金融(オリックス・タカラレーベンインフラ投資法人) 12%
- 化学(三菱ケミカル) 5% ・食料品(日本たばこ産業) 5%
- 機械(DMG森精機) 4% ・小売業(WDI) 4%
通信銘柄の比率が極端に高いね!
東証業種別株価指数では33業種に分けられており、実際にリーマンショックの前後で業種別にどれぐらい影響を受けたのか?が1つの目安になるかと思います。
ブラックマンデーに次ぐ史上2番目の下落率を記録したリーマンショックは想像を絶するものだったようです。
S&P500がリーマンショックで暴落前の高値から-56%を記録って想像出来ない…
下記経済&マネーさんが集計したデータですが、リーマン・ブラザーズが破綻する前の営業日である2008年9月12日終値を基準(100%)とした業種別の株価が比較出来るようになっています。
※経済&マネー 「リーマン・ショック時の「業種別」株価ランキング 本当のディフェンシブ銘柄とは?」より
こうして見ると情報・通信業の下落はある一定の範疇となっており、さすがディフェンシブ銘柄と言われるだけありますね。
保有銘柄の主軸となっているKDDIはリーマンショックでも連続増配を続けています。
配当利回りも大事ですが高配当・長期投資にとって、連続増配を続ける銘柄を保有する事が最も重要な要素だと考えています。
今後も日本株の構成上、KDDIとNTTドコモは絶対に外せないディフェンシブ銘柄!
反面景気敏感株と言われる銀行業や不動産などの銘柄はどうしても警戒心が強く、なかなか手が出せないのが実情です。
保有銘柄の中では三菱商事や、オリックス、DMG森精機あたりが大きく影響あることが想定されますが…
ちなみにオリックスはリーマンショック前の2007年6月から2009年2月の底値までなんと95%の下落となっています。
2015年半ばでのチャイナショックでも1年近くで35%も下落しました。
魅力的な銘柄であることに違いはありませんが、そういったリスク面も把握しておく必要があります。
そういった意味ではインフラファンドは非常に心強い銘柄です。
その他金融業となっていますが、インフラファンドは別枠ですね。
配当利回り高く不況でも「固定価格買取制度」によって影響を受けにくいことから、ディフェンス力は非常に高いと考えています。
通信銘柄が主軸となるため現保有のKDDIとNTTドコモに加え、配当利回りの高いソフトバンクをネオモバ投資で少しずつ増やしていく方針です。
また高配当戦略として三菱商事やオリックスを組み入れながら、インフラファンドの割合を高めていこうと思います。
米国株 保有株ディフェンス力
- ヘルスケア(ABBV・JNJ) 50%
- ハイテク(V) 20%
- 生活必需品(BTI・MO) 19%
- エネルギー(RDSB) 8%
- 一般消費財(MCD) 2%
米国株はまだまだ保有数も少ないですが、まずはヘルスケアを主軸に構成していっているところです。
リーマンショックでは世界の株式総額の約60%が失われたと言われています
株式総額は2007年10月比で3,000兆円が消滅って想像できない…
そんな中保有銘柄のディフェンス力はどれほどのものなのか?気になるところです。
※ABBVは2013年にアボットラボラトリーズからスピンオフ、MOは2008年にフィリップモリスからスピンオフした企業のため参考資料なし
【保有銘柄のリーマンショック時の下落率】
① MCD 下落率 △23%
② JNJ 下落率 △36%
③ V 下落率 △52%
生活必需品、ヘルスケア、エネルギーセクターがリーマンショック時でも下落率が低かったようです。
上記3銘柄は保有している中で、下落率が低かった銘柄です。
ここからは下落率の低かった3セクターについて今後の組み入れ候補の銘柄をピックアップしてみたいと思います。
【生活必需品】
・WMT
・PG
・KO
WMTは下落率が△33%と抜群の安定感を誇っています。
現在株価は上昇中のためなかなか新規買い出来ませんが、要チェック銘柄ですね。
生活必需品セクターの組み入れはぜひとも検討していきたいと思います。
ただ1点注意事項があります。
今年に入っての米中通商紛争ではディフェンシブ銘柄であるはずの生活必需品株の下げ幅が大きくなってきています。
その点がリーマンショック時とは状況が異なる事を理解しておく必要はありそうです。
【ヘルスケア】
・ABBV
・JNJ
・PFE
・MRK
・UNH
ヘルスケアセクターではJNJが断トツの安定度です。
JNJは保有している米国株の中ではそれほど利回り高くはありません。
しかしながら57年連続増配の配当王・業績堅調な面からも、今後も株価急落時には買い増しを継続して行いたい銘柄です。
【エネルギー】
・XOM
・CVX
XOMも下落率は下落率△35%と比較的低く、安定した銘柄ですね
ただエネルギーセクターは現在長期低迷が続いており、配当利回りは魅力あるもののEGS投資の観点からリスクも考慮した上で組み入れる必要があると思ってます。
現在はRDSBだけ保有してますが、XOM含めて一定の割合だけ新規買い・買い増し行う予定です。
下記世界最大の政府系ファンドであるノルウェー政府年金基金が石油株外しを行っているニュースですが、XOMやRDSBは除外されていません。
再生可能エネルギーの成長性に注目し、川下や再生エネまで幅広く手掛ける総合企業は残されているようだね
【その他保有銘柄】
保有している銘柄で突出しているのが一般消費財セクターのMCDです。
MCDはリーマンショックでも下落率が非常に低かったことで知られています。
こちらも利回りは決して高くありませんが、ディフェンシブ銘柄として組み入れていく方針です。
42年連続増配の配当貴族で長期保有には最適かと思っています。
米国株投資家のたぱぞうさんのMCD銘柄分析です。
世界一の外食産業だけあってファストフードでは圧倒的なシェアですね。
Vのハイテクセクターは景気敏感セクターと言われていますが、Vの場合リーマンショック時の下落率は△52%とS&P500の下落率よりも低かったので別格と捉えています。
利回りは低いですが12年連続増配しているのも魅力の1つです。
逆にヘルスケアのPFE・MRK・UNKはリーマンショック時にS&P500の下落率より大きかったので単純にセクター別で判断するのではなく、銘柄ごとの特徴を把握する必要があるかもしれません。
ただセクター区分けを把握することは大事なので、下記米国株投資家もみあげさんの初心者用セクターリストを参考にすると分かりやすいと思いますよ。
今後の新規買い候補銘柄
・MSFT(ハイテク)
・WMT(生活必需品)
・KO(生活必需品)
・T(通信)
・DUK(公益)
・XOM(エネルギー)
配当利回りや連続増配等を考慮しながら、リーマンショック時の下落率が低かったディフェンシブ銘柄中心に新規買い候補としていきたいと考えています。
ただ現状は株価が全体的に高値圏にあるため、長い目でタイミングを見計らっていくようにするつもりです。
毎月の追加投資も限りがありますしね
リセッションを経験しているわけではないので実際に保有株がどれほど耐久力あるのかは分かりません。
しかし過去のデータを参考にしながら組み入れを考えていくことは大事だと思っています。
まだまだ道のりは長いけど地道にディフェンス力を高めつつ、投資を継続していかないとね
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
※あくまでも個人的見解であり、特定の銘柄を勧めるものではありません
くれぐれも投資は自己責任で!
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