みなさんどうも
高配当株&グロース株のハイブリッド長期投資戦略で、海外移住を夢見る米国株投資家アイアーンマンです!
9月に入り日経が爆上げで絶好調!と思いきや中国恒大集団デフォルト問題、FOMCでのテーパリング開始時期が迫りつつあることなどが要因で軟調な展開となってきましたね。
10月もまだまだ不安定な相場が続く状況です。
ここで意識されるのが
株価の暴落が本当に起こるのか?
暴落が起こるとすればいつ?
ということじゃないでしょうか?
特に投資をはじめたのが昨年のコロナショック以降の方だと、暴落未経験なので気が気じゃないのではと思います。
自分自身株式投資をスタートしたのが2019年春からだったので、ちょうど一年後に暴落(コロナショック)を経験したことになります。
そこで実際に暴落に遭遇した時にどのような心境・精神状態となり、どのような行動をとることが出来るのか?自分なりの体験談をまとめてみました。
投資をはじめたばかりの方、これから投資をはじめようとする方の参考になれば幸いです。
- 無知が引き起こす悲劇
- 知識を身につけたての頃の勘違い
- 暴落は避けては通れないもの
- インフルエンサーの発信をすべて鵜呑みにしない
- PFのバランス取りは重要
- 暴落時はどう対処したのか?
- 暴落に備える準備・心構え
無知が引き起こす悲劇
まず投資をはじめた頃は誰もが暴落に巻き込まれることを恐れるんじゃないでしょうか?
かくいう自分もそんな1人でした。
過去に一度デイトレで株式投資を撤退した経験もあったので、投資に対する拒絶感・警戒心も人一倍強かったんですね。
リーマンショックで当時の企業型DC(企業型確定拠出年金)の運用資産が大幅減となり、そのタイミングで転職を余儀なくされることになったのも苦い思い出です。
次の転職先が企業型DCを取り入れていなかったため個人型に移管する必要があり、一時的に大幅な損切りをする形になってしまったのです。
いまであれば移管後もそのまま同等の商品を保有し続けていればいいと判断出来るのですが、当時の自分はまったくの無知でした。
移管した個人型確定拠出年金では選択出来る投資信託もそれほど多くなく、手数料も比較的割高…
移管後1〜2年ほど投資信託を保有し続け、多少含み益が出た時点で即座に元本確保型の商品(定期預金)に入れ替えしたのです。
要は資産をただ寝かせてるだけ…
株価が上がってくると、いつ落ちるのか?と不安で仕方なかったんですね。
株式投資は株価が上がったタイミングで早めに売却して、下がる前に現金化しておかないといけない…
そう強く思い込んでいたのを覚えています。
知識を身につけたての頃の勘違い
株式投資を再開した当時、チャートや過去の暴落データを手当たり次第調べました。
長期投資のスタンスが固まりつつある中で、少しずつ理解出来てきたのは暴落は買い時のチャンスということです。
あくまでも米国市場が長期的に右肩上がりするという前提の考えですが、当時の自分にとっては非常に興味深いものでした。
過去のリターンを見てもデータで実証されています。
仮に◯◯ショックの時に大底で◯◯の銘柄を買っていたら、◯◯%のリターン!
そうして考えるようになると、暴落で株価が落ちた時にうまく底値で買い増しすればいいのでは?と安易な皮算用をするようになります。
過去のチャートを見ながらイメージするのは簡単ですが、それはまったく甘い考えでした。
実際にコロナショックの真っ最中は、どこが底なのか?まったく想像もつかなかったのですから…
考えてみてください、サーキットブレーカーが発動される日々を…
自分の資産がみるみると減っていきます。
NYダウは1ヶ月で6,000ドルもの下落!
そんな中で資金を投入するのは相当の勇気がいります。
自分の場合2020年の年明けまでは株価も順調に伸びていたためそれなりの含み益があったのですが、あっという間に含み損へと突入していきました。
正直メンタル弱いとここで退場!も十分あり得ます。
資産が半減する前に現金化したいと思う気持ちになるのは当然です。
実際にTwitterで繋がっていた投資家でも、コロナショックから姿を消した人もいました。
後付けで理論を述べることは可能ですが、渦中ではその場その場での状況に柔軟に対応することが大切です。
結果的に知識を身につけることは大事なのですが、実戦でしか学べないことが多いというのは認識しておくべきだと思います。
暴落は避けては通れないもの
このように実戦でしか学べないとなると、どうやって暴落を乗り越えればいいの?と思いますよね。
出来ることなら暴落を回避したい!との考えもわかります
しかし自分が暴落の渦中に巻き込まれて感じたのは
暴落を的確に当てることなど誰も不可能
だということです。
長期投資を行う以上は暴落を回避するという考えではなく、避けて通れないものと捉えることが大事だと思うようになりました。
絶妙な底値のタイミングで拾い高値で売りぬくなどという芸当は、よほど卓越した知識・能力を持ち合わせていないと無理です。
自分自身はごく一般的な個人投資家と認識し、機会損失とならぬ様腰を据えて長期目線で運用していくことを心がけています。
ただ暴落にも予兆はあるよね
もちろん警戒していたとしても杞憂に終わったということも多々ありますが…
それでも明確に不安材料となる情報が入った時は警戒しておいて無駄はないと思います。
今回のケースでも同様ですね。
現時点では中国恒大集団(エバーグランデ)のデフォルト危機、FOMCのテーパリング決定時期の影響などが該当します。
この問題についてもどこまで株式市場に影響があるのか?については様々な見解があるわけです。
非常に判断が難しいため自分の場合は最悪のケースを視野に入れ、相場に臨むようにしています。
急落した株価が反転しても相場が不安定な時はしばらく様子を見るといった具合です。
そのため絶好の買い時を逃すケースもあるよね…
しかし相場の格言である「頭と尻尾はくれてやれ」の考えのもと、いつまでも後悔を引きずることなくすぐ頭を切り替えるようにしています。
インフルエンサーの発信をすべて鵜呑みにしない
いまでも記憶していますが、コロナショックでもありとあらゆる人が二番底の警鐘を鳴らしていました
結果二番底はなかったけどね
ほら当たらなかっただろ?って思うより、その可能性があるということを意識して柔軟に対応する思考が大切だと思います。
仮にその発信が当たったとして次も当たるとは限らないわけですから…
もちろん長年投資経験のあるインフルエンサーの言葉には重みがあります。
これまで様々な修羅場を潜り抜けてきたのでしょう。
そういった意見はとても参考になりますが、
フォロワーの数=情報&発信が的確だとは限らない
ということは認識しておいた方がいいと思います。
特にTwitterでは有用な情報を無償で提供してくれるインフルエンサーもいる反面、余計な情報も入ってくることが多いからです。
それを判断するのは結果自分です。
情報を鵜呑みにするのではなく、いかに情報の取捨選択を行えるか?の判断力は問われることになります。
そういう意味で日頃の情報収集や世の中の情勢に関心を持つことは必須だと思います。
PFのバランス取りは重要
自分のPFを定期的にメンテナンスすることは大切だと思ってます。
運用初年度は色々と自分なりに調べた結果、リーマンショックでも暴落に比較的強かった銘柄を組み入れるようにしていました。
逆にシクリカル銘柄は極力避けるようにしていました。
そのお陰でコロナショック時も保有株の株価下落具合がまだ少ない方だったと思います。
どのような暴落に巻き込まれてても手放したくない優良銘柄を握っておくことが、長期投資において重要なポイントだと考えています。
こうして試行錯誤繰り返しながらいまに至ります。
過去には高配当の魅力でWBKやRDSBなどを保有し、無配・大幅減配で損切りしたこともありました。
保有する中で自分には不向きだなと思う銘柄は迷わず手放します!
握力が大事なので保有していて心揺らぐ銘柄は、何か原因があるものだよね?
そうして納得のいく銘柄へとシフトチェンジを徐々に行っているところです。
暴落時はどう対処したのか?
コロナショックは自分にとっても衝撃的な経験でした
しかし暴落を経験することで、自分が保有すべき銘柄の取捨選択が行えたとも考えています。
驚くべきは暴落時の対処は思ってる以上に冷静に行えたこと
要因はいくつかありますが、余剰資金で資産運用しているという事が何よりも大きいです。
そのため資産が減っても思っているほど精神的ダメージはありませんでした。
ただ単に資産の減少は数字が変化しているだけど捉えるようにしていました。
次に考えたのは普段保有したくても株価上昇により、手が出しづらかった銘柄を買おう!という事でした。
真っ先にMSFTやAWK、その他優良銘柄を買い漁りました
ただ1つ注意したのは全力買いしなかったことです。
なぜならこの株価はさすがに底だろう…と思って買ってもまた翌日暴落することが幾度もあったからです。
そのため買い増しは数株ずつと決めて行いました。
買い増しの継続と底値からの反転どちらが先か?のメンタル勝負となったわけです。
コロナショックの株価下落があと少し長引いていたら、資金も一時的に底をついていたかもしれません。
幸い欲していた数々の銘柄が保有株のラインナップに追加!
それでも警戒心が強かったので、二番底にも相当注意を払いました。
騙し上げかもしれない!と用心しながら買い増ししたのを覚えています。
コロナショックは急落も激しかったですが、株価が反転してからの上昇も非常に早いものでした。
結果的に買い増しは成功!となりましたが、コロナショック経験後は急落直後にすぐ手を出すのではなく反転を見極めてからというスタンスをとるようにしています。
暴落に備える準備・心構え
今後も長期運用を行う以上、様々な暴落を経験することになります
過去の暴落は貴重な参考データとなりますが、次ある暴落も同様のパターンになるとは限りません。
コロナショックで収穫だったのはハイテク銘柄が想定以上に耐久性があったことです。
その反面米国長期金利の上昇時には売られやすいということも認識しておかなければなりません。
定期的に市場の動向を見据えながら資金注入する銘柄・セクターを考慮することも必要です。
そのため投信やETFを組入れて個別株の比率を下げることも1つの方法です。
また相場には4つのサイクルが存在します。
「金融相場」「業績相場」「逆金融相場」「逆業績相場」のサイクルを把握しながら運用を行うことも大事です。
このような動向を把握したうえで業績の安定した大型銘柄を主軸にするようにしていけば、ダメージも最小限に抑えることが出来ます。
人気化した銘柄にイナゴのように群がるんじゃなく、軸足をぶらさず対処するようにしたいものだね
そしてもう1点大事なことは決して生活防衛資金には手を出さないことです。
株価下落でチャンス!と思っても追加投資出来る資金がなければ諦めることも大切です。
さらなる下落で本当の暴落にあったときに耐えきれなくなる可能性があるからです。
日々のキャッシュポジションを上げる努力は非常に有効です。
運用資産額が大きくなるほどリスクを考慮したPFを変化させていく
最も大事なのは相場から退場とならないように自分のリスク許容度に合わせた運用を心がけることです。
自分のことは自分にしか分からないわけですから、焦らず腰を据えて投資を継続していきましょう!
'You can do it!'
いつも不定期ながらブログを読んでいただいて、本当にありがとうございます!
※あくまでも個人的見解であり、特定の銘柄を勧めるものではありません
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